SES企業の見分ける3つのポイントを解説します。【結論、従業員数が少なく、オフィスが小さい、離職率が高い】
こんにちは三代目ナポリタンです。
今回、「SES企業を見分けるポイントを3つ」ご紹介します。
結論、「従業員が少なく、オフィスが小さい、離職率が高い」
SESとは特定派遣のことで、自社で正社員にしてIT企業へ派遣をするという形態のことを指します。
カンタンに言うと「派遣社員」です。
もしこのようなSES企業に入ろうとしている人のために見分けるポイントを3つご紹介します。
ぜひ本記事を参考に就職活動をしてください。
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SES企業の見分ける 3つのポイント
SES企業を見分ける3つのポイントをご紹介します。
会社HPに特定派遣〜とか書かれていたらもう間違いなくSESになりますが、それ以外にも判断ポイントがあります。
・社員数が極端に少ないor極端に多い
・オフィスが小さい
・離職率が高い
それぞれを解説していきます。
社員数が極端に少ないor極端に多い
社員数が10〜20名ほどですとSESの可能性が高いです。理由としてSIerであるのならもっと社員数はいる傾向にあるからです。
自社で開発などをしているのなら、人数をある程度採らないとまわらないのです。もちろん数字だけで判断はできませんが、小さい会社はこれぐらい多いです。
逆に1000人とかの社員数でもSES企業の可能性があります。頭数を揃えてバンバン常駐先に派遣させて「数で稼いでる」のが大手のやり方です。リクルートのグループ会社ではこの手のやり方でやっています。
こうした点も踏まえてよ〜く考えてください。
オフィスが小さい
オフィスが最小限の広さしかない。SESは派遣のためオフィスに広さを求めなくていいのです。
営業や経理がいればいいので、それなりの規模でいいのです。オフィスが狭いSES企業は売り上げが関係しているとも言えますが、明らかに「あっここはテナント料安いな」って感じたら疑うべきです。
離職率が高い
離職率が高い点がSESの特徴です。もちろん企業によりけりですが、離職率が高いのは理由があります。
先ほどから何回も言っていますが、SESはただの派遣なので年収も低ければ、スキルも身につかないのです。
そのため、すぐ辞めていく人が後を絶たないのです。
それを入社する前に気づくべきなんです。
入ってから知り、辞めていくのです。新卒でも既卒でもそうですが、離職率を知るのは必須でして高いと問題がある可能性が高い。
問題がなかったら低いはずですから。ちゃんとHPで出しているところは少し安心感はありますが入ってみないとわからないので、かなり賭け的な部分があります。
面接で聞くべき3つの質問
・離職率はどくれらいか
・案件は1次受けがどれくらいか、2次受け、3次受けはあるか
案件の種類はどれくらいか
持っている案件はどういうものがあるのかを質問してください。HPに載っていると思いますが、改めて聞いてみてください。下流の工程が多いのか上流の工程が多いのかヘルプデスクとかサーバー監視があるのかなど。
離職率はどくれらいか
離職率はどれくらいかを聞いてください。直近3年間で30%とかあったら高い方ですよ。確実に問題があります。
正社員であるのにすぐ辞めていくのは異常です。だからこそ離職率を知るべきなのです。
1次受けがあるのか、それとも2次受けor3次受けが多いのか
SES企業でもピラミッドがあり、上位会社は直受けで直接自社の社員を客先に派遣させていますが、2次受け、3次受けなどは直案件を持っていないため上位会社から案件を回してもらうことが多くなります。
エンジニアはたらい回し状態になります。2次受けのSES企業は1次受けに人を紹介するだけですから、営業マンのやることはほどんどないです。
筆者の前職の会社が2次受け、3次受けがメインでした。受ける案件のほとんどが、下請けで直受け案件を持っていない会社でした。
これを意味していることは、「現場での扱いが悪いこと」
2次受け、3次受けのため、現場での扱いはひどくなります。ほぼ間違いなく。仕事を何もさせてもらえない状態で、基本放置プレイ。
そして給料が上がらない、というより上がりにくいという構造。
結論「やる意味」がまったくないです。
そもそもSES企業はおすすめはしません
結論、「ただの派遣だからです」
正社員だとしても派遣ということは変わりません。常駐先からお金をもらいそこから社員へ給料が支払われています。
搾取をされているため年収は上がりません。
そして1番のデメリットがスキルが身につきにくいこと。常駐先からみたら他社の人間のため与えられる仕事も限定的で、誰でもできる仕事を回すことが多くスキルが身につくかは微妙です。
※派遣先との面接の際、待ち合わせの段階で2次受けは1次受けの営業に自社の社員を引き渡してそれで終了が多いです。つまり自社の営業(2次受け)は面談には参加しません。自分が持っているお客さんではないから。
これの何が問題かと言いますと、自社の社員が面談でどういうことを言っているのかが人伝えでしか分からない点と1次受けに搾取されるため利益が薄いこと。当然ですよね。1次受けも売り上げが立たないといけませんから何%かを取ります。
そこから2次受けにいってその一部が社員にまわるという流れです。年収なんて上がるわけないですよ? こんなシステムでは到底年収は低いままです。
SESで派遣される主な職種
・ヘルプデスク
・サポートデスク
それぞれを解説していきます。
その名の通りでして、サーバーを24時間監視している仕事です。サーバーは24時間365日動いているため何か問題があったときに対処しないといけません。アラートを受けてマニュアルに従い、切り分けて開発などの担当部署にエスカレーションするのが主な仕事です。
ただ待っているだけで、何もないときはないですし、忙しいときは忙しいです。つまり波があります。
それはそれでいいのですが、正直この仕事でスキルは身につきにくいです。
基本作業が上がったアラートを切り分けて、エスカレーションするだけなのですから。ITスキルなんて何もいらないですからね。ぶっちゃけ意味ないです。
ヘルプデスクも多いですね。ヘルプデスクは社内向け・エンドユーザー向けとあります。
しかし、派遣にやらせるのは1次受けがほとんどでして受けた内容を切り分けて2次受けにエスカレーションするだけです。ここで解決できることはしますが、できないことが多いのでほとんどが2次受けにまわすことになります。
ヘルプデスクの離職率の高さと将来性。【結論:やめときましょう!】
ヘルプデスクのお仕事に興味がある人へ 聞いたことはあるけど、具体的にはどういうものかはわからない。けど、興味があるので知りたい。こんな人へ解説します。将来性、離職率などを丁寧にご説明いたします。
サポートデスクもヘルプデスクとほぼ同じですよ。派遣にやらせるのは1次受けで、未経験の人にやらせるのは受けた内容をマニュアルに従って切り分けて2次受けにエスカレーションするのが主な仕事です。スキルが身に付くかは微妙です。
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SES企業からステップアップをするには
結論、「SIerかフリーランスとして独立」です。
SES企業でいても正直、厳しいです。年収面でもスキル面でもかなり厳しいです。もっと言いますと、ITスキルって廃れるものではないので個人でも稼ぐことができます。
ただそれは職種が限られてきます。
・インフラ系エンジニア
などですね。これらはかなりスキルが求められるため高収入になりがちです。プログラミング言語が必要とされるため、できる人が限られからです。
裏を返せばフリーランスとして活動できるということ。これが1番の強みでして会社に所属していなくても稼げるのでSES企業なんかにいる理由なんかありません。
ダラダラとSES企業に残っているのは、勉強していない人が多いです。
スキルを身に着ける努力もせずに、淡々といまの仕事をこなしているだけ。自分が派遣ということも知ってはいるけど、現状に満足してステップアップしようとは考えていないこのような人が多いです。
リモートのみの案件を紹介【リモートビズ】では主にリモートワークを専門に扱っていて、家庭の関係でリモートでしか仕事ができない人のために、案件を紹介しているサイトです。
基本的にリモートでの案件が多いため、以前からリモートで仕事をしている人にはぴったりのサイトです。面談も気軽にできるためお話だけでもしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回、「SES企業の見分ける3つのポイント」を解説しました。
もしSES企業を受けるのであれば本記事を参考に受けてみてください。筆者としてはおすすめはしませんがね。経験を積むと考えたらいいかもしれませんが、新卒で入る会社ではけっしてないので入るのは止めたほうがいいです。
以上になります。
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