「人に迷惑をかけない生き方」なんてできるわけない。そんなのは机上の空論だ。
「人に迷惑をかけないで生きなさい」
「自分の力で生きていきなさい」
そんな言葉を子供のとき聞いた気がする。
なのでいつの間にか「人に迷惑をかけずに。生きていかなければいけない」という思い込みが
いまでも頭にこびりついて離れない。
だけど、最近わたしが気づいたのは、「人に迷惑をかけずに生きるなんてムリ!!」っこと。
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生きている限り、誰かしらに迷惑をかけている
自分がいま住んでいる家も、食べている料理も、今こうして文字を打っているキーボードも
なにもかもが誰かの手によって作られているし、動かされている。
「独立して一人で生きていくべき」とはいうけれど、どんな人も生きている限りどう頑張っても
人の助けをもらわないと生きてはいけない。
つまり、人の助けをもらっている段階で「だれかの迷惑になっていること」とセットなのです。
というより、自分が赤ちゃんだったときなんてめちゃくちゃに周りの人たちに迷惑をかけているのだろう
まぁ赤ちゃんのときの記憶なんてまったくないのだが、大人たちに迷惑をかけないで生きていくのは至難の技ということ。
生まれてからご飯を食べたことのない人なんていないし、アスファルトの道を歩いたことのない人はいないだろう。ということは、どこかで生産者に助けられているということになる。
「自分は誰にも迷惑をかけずに生きるんだ!!」という人がいるけど、その人の自覚がないだけでかならずどこかで誰かの迷惑をかけて生きている。
わたしは絶対に誰にも迷惑をかけていないなんて、それは嘘。
「迷惑をかけろ」と言っているのではなく、「誰かに迷惑をかけなければ人は生きてはいけない」のだ。
意外に、人にもっと頼って生きてもいいだよ
「迷惑をかけないで生きなきゃ」と思っているほど、なんでも一人でやろうとして潰れてしまうケースは多い。
2年前のわたしもそうだった。
誰かに頼ることは悪で、負けになるとも。それぐらいだったら距離を置いたほうがマシだとも思っていた。
でも、それをが間違いだって気づいたんです。人は、支えあって生きていくものだと。
だれかに頼ったら、次は自分がだれかを支える側に回ればいいんです。
人は支え合って生きていくもので、それが循環しているんです。
それに気づいただけで、わたしは楽に生きられるようになりました。
「迷惑をかけてはいけない」と自分に縛りを加えている人は、もう少し気楽に生きてみてはどうでしょうか。